質の高いプログラムのお話の最後です。
まあ、ネタが出てくれば続編があるかもしれません。
今回のお話は「コントロールの配置が適切である」です。
産業器機だとタッチパネルデザインになりますね。
まずは制御器機のタッチパネルに関する内容から書きたいと思います。
タッチパネルは当然の事ながら指で画面にあるボタンなどを押して器機を操作します。
そのボタンと表示されている情報の位置関係を考えた事はあるでしょうか?
例えばパソコン画面の左上にあるアイコンを指で指してください。
日本人の大半の人は右利きなので右手の指を使って指すかと思います。
「俺は左利きだ」って人は...まあ右上のアイコンだと思ってください。
指でアイコンを指すと画面を腕が覆って見え難くなりますよね。
これって画面の情報を確認しながらボタンを押すような状況だと情報が見えないで困ります。
一度ボタンを押そうとしていた手を戻して情報を確認し、再度ボタンを押すアクションをしなければいけません。
アクションが増えれば操作ミスも増える可能性がありますし、情報を読み間違える可能性もあります。
私が画面デザインをする時は「右利きの人が操作した時、画面が極力腕で隠れない」を基に作ります。(左利きの方ゴメンナサイ)
そうすると、情報を見ながらのボタン操作が容易にでき、ミスを誘発する事がありません。
利用者がいかに使いやすくミスを誘発しにくいかを考えた画面デザインというのは非常に重要だと思います。
次にPCアプリでも産業器機でも共通する点を書きます。
外部委託で作った装置を見ると色んな情報を表示してたりして正直「スゲーカッコイイ!」と関心する事がよくあります。
しかし冷静に見ると「これ表示必用か?」と思う情報もあります。
ボタンもそうです。
滅多に使わないメンテナンス用ボタンをメイン画面に配置するとか、一度設定してしまえば使わないボタンなどもそうですね。
要は普段使う人が必用な情報のみをメイン画面に表示して、それ以外は別画面に移動させ必用に応じて表示させればOKって事です。
そうするとメイン画面が質素になりすぎるって事もありますが、そしたら次にボタンや表示の大きさを見てください。
上記で紹介した外部委託の装置は情報がぎっしり、おまけに文字が小さく老眼の人には優しくないデザインでした。
大事な情報やボタンは大きく表示する事で操作ミスの低減にもなります。
細かくぎっしりつまった表示って正直カッコイイと思いますが、それが見え難かったりミスを起こしそうな配置だったりしたら考え直した方がいいですね。
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